海外への引越しの場合、国内引越しとは大きく事情が異なります。まず家財道具全てを移動する国内の移動とは異なり、調達できるものは現地で調達するほうが無難です。家具ならともかく家電製品については日本仕様のものが使えない場合もあるからです。いずれ日本に戻ってくる予定がある場合は、レンタルルームなどを確保して持っていかない家具や電化製品は保存しておきましょう。レンタルルームのサービスも行っている引越し会社もあります。
運送方法は、航空便か船便がありますが、業者によっては両方可能な場合もります。航空便は船より早く現地に到着します。だいたい1~2週間くらいです。しかし、料金は割高になります。船の場合は1~2ヶ月ほど必要ですが、料金が安いので海外での生活が長く、荷物が多い方にはこちらがおすすめです。
海外への引越しの場合、無事に荷物が現地にいつ届くのか、万が一届かなかったらどうしようという不安がありますね。ただ日本で荷物を送るだけで現地に支社やネットワークがない場合、そうした不測の事態にすぐに対応できないかもしれません。現地に支社でなくてもネットワークをもっている業者を選ぶことはとても大切です。
運送方法についてはそれぞれ事情によって希望があることと思います。理想としては、航空便、船便どちらも選択可能な業者がいいでしょう。
他に細かいサービス面では、税関手続きの代行、海外専用の梱包ができれば何かと助かるでしょう。
総合して、海外への引越しの実績が豊富で、かゆいところに手が届くようなサービスを展開している業者を選んでおくと安心できます。
海外への引越しの場合、他にも注意しておくべき点がいくつかあります。
まずはペットのこと。ペットは家族という方もいますから海外生活でもかかせない存在ですね。しかし、ペットに関しては国ごとに独自の規制をもうけていますので現地の検疫ルールを知っておく必要があります。そうした事情も詳しく、すぐに相談できる業者を選ぶといいですね。
車に関しては多くの国が輸入を規制しており、持って行けても高額の関税が課せられる場合があります。
通常の旅行と同じように、海外に持ち込むことができない物はいろいろとあります。危険物、植物、毛皮などもそうなので、そういう点でもきちんと配慮してサポートしてくれる業者を見つけるようにしましょう。